まず、落ち着いてください
突然の水トラブルが起きると、
人は「何が起きているのか」「何をすればいいのか」が
一気に分からなくなります。
焦って調べる。とにかく連絡する。言われるままに判断してしまう。
——その結果、本当は急ぐ必要がなかったのに急いでしまったり、
触らなくてよかった場所に手を出してしまうことがあります。
このページでやることは、とてもシンプルです。
「水はどこから来て、どこへ行くのか」を整理するだけです。
原因を当てなくていい。直し方も決めなくていい。
給水(出る水)か、排水(出ていく水)か。
まずは、そこだけを一緒に見ていきます。
給水
使っていないのに濡れる・水が増える → 給水管(水道管・上水)側の可能性
排水
使った時だけ濡れる・流れが悪い → 排水管(下水)側の可能性
このページで、やらないこと
- 専門用語は使いません
- 原因を決めつけません
- 今すぐ修理を勧めません
このページで、やること
状況を整理して、判断できる状態に戻すこと。
何が起きているのか/急ぐべき状態なのか/
触っていい範囲なのか/誰に相談すべきか
それを、順番に、ひとつずつ整理します。
この先の使い方
質問に答えるような感覚で読み進めてください。
分からない質問があれば、「分からない」を選ぶのが一番安全です。
それ自体が、正しい判断になります。
水道トラブルは、急いで決めるものではありません。
落ち着いて、順番に整理して、必要なところだけを確認すればいい。
このページは、そのための最初の一歩です。
いま「見えていること」を整理します
ここからは、原因ではなく事実だけを整理します。
「たぶんこうだと思う」「前にも似たことがあった」
そうした推測は、いまは置いておいてください。
あなたの目で見えること、耳で聞こえること、鼻で感じることだけで十分です。
当てはまるものを確認してください
- 床が濡れている
- 天井や壁に、水ジミが出ている
- 水の流れが悪い、あふれそう
- 使っていないのに音がする
- 流したときだけ変な音がする
- イヤな臭いがする
- マンションで、下の階が気になる
すべてに当てはまらなくても問題ありません。
一つでも当てはまれば、そこから整理できます。
判断の順番(ここだけ覚えてください)
- 見えている現象を整理する
- 止められるところを止めて「反応」を見る
- 給水か排水かを判断する
この順番を飛ばすと、「本当は排水なのに給水だと思い込む」
「触らなくていい所を触って悪化する」というミスが起きやすくなります。
ここで整理しているのは、原因ではなく入口です。
入口を間違えると、その先の判断もズレていきます。
逆に、入口さえ合っていれば、途中で立ち止まっても判断は崩れません。
水の正体は「2つ」に分けて考えます
専門知識は必要ありません。
あなたの家の水は、大きく分けて2つしかないという話です。
① 給水(出る水)
蛇口・トイレ・給湯器に水を送り込む側の水です。
使っていなくても、水圧がかかっています
止めない限り、水は出続けます
② 排水(出ていく水)
使った水が、外へ流れていく通り道です。
水を使ったときだけ動きます
流さなければ、水は増えません
なぜ、ここを分けるのか
この2つを分ける理由は、判断が真逆になるからです。
給水が関係している場合
→ 放っておくと、被害が広がります
排水が関係している場合
→ 慌てて触ると、悪化することがあります
迷ったら、ここを見る
何もしていないのに水が増える
→ 給水(出る水)の可能性が高い
使ったときだけ濡れる/あふれる
→ 排水(出ていく水)の可能性が高い
さらに、
蛇口・止水栓で止まる → 設備まわり
元栓で止まる → 家の給水系
どれでも変わらない → 一次側・別系統
※ この考え方は、すべてのケースで共通です
いまは、どちらかを決めなくて大丈夫です。
次のステップで、見えている状況を使って、少しずつ整理していきます。
あなたの状況に一番近いケースを選んでください
⚠️ マンション・アパートにお住まいの方へ
この後のケースで、次のどれかに当てはまる場合、
自分の部屋だけでは解決しない可能性があります。
• 元栓を閉めても止まらない
• 天井から水が落ちてくる
• 壁の高い位置から水ジミが出た
→ 先に「一次側・二次側の違い」を確認することをおすすめします
ケースを見ていて迷ったら
次のどれかに当てはまる場合は、そのまま別の判断ページに進んでください。
• 止水栓・元栓を閉めても変わらない → 一次側/二次側の判断ページへ
• 焦げ・ガス・電気っぽさを感じる → どこに頼むべきか(連絡先判断)へ
• お湯を使ったあとだけ違和感が出る → 水か給湯かの判断ページへ
無理にこのページで結論を出す必要はありません。
水は「使ったとき」だけ増えますか?
排水(出ていく水)側が関係している可能性が高い
水を使ったときだけ濡れる場合、排水管の詰まり・接続不良・オーバーフローなどが考えられます。
この段階では、正確な原因を特定する必要はありません。
⚠️ やってはいけないこと
- 排水トラップを分解する
- 構造が分からない状態で配管を外す
- 「自分で直せそう」と判断して作業を続ける
給水(出る水)側が関係している可能性が高い
何もしていないのに水が増える場合、放置すると被害が拡大する可能性があります。
「少しだから大丈夫」は最も危険な判断です。
⚠️ やってはいけないこと
- 様子を見る
- 原因が分からないまま触り続ける
- 水が出続けているのに作業を後回しにする
→ 原因を探す前に、水を止める判断を最優先してください
元栓の閉め方を確認する「どの場所」が一番濡れていますか?
排水(出ていく水)側が関係している可能性が高い
水を使った直後に濡れやすい・じわっと広がる感じがある場合、排水系統の不具合が考えられます。
下の収納を開けて、濡れている箇所を確認してください。
⚠️ やってはいけないこと
- 排水トラップを分解する
- 見えない奥まで無理に触る
給水(出る水)側の可能性が高い
排水口から距離がある場所が濡れている場合、見えない場所で水が出続けていることがあります。
水を使っていなくても濡れる・気づいたら増えている場合は特に注意。
⚠️ やってはいけないこと
- 様子見
- 床や壁を無理に開ける
自分の部屋以外が原因の可能性があります
戸建ての場合 → 自分の家の水を止める判断でOKなケースが多い
マンション・アパートの場合 → 上の階の住人が水を止めないと止まらないことがある。自分の部屋の元栓を閉めても改善しない場合があります。
▼ 判断分岐事例(ケース①|床が濡れている)
状況:キッチンの床がじんわり湿っている。広がってはいないが、完全には乾かない。
確認したこと:
- 水を使わない状態でも、濡れ方が大きく変わらない
- 蛇口を閉めても、床の状態に変化はない
- 水を流した直後に、急激に水が増えるわけではない
→ 勢いよく水が出続けている状態ではない
→ 今すぐ止水・分解・修理を急ぐ段階ではないと判断できた
水を流すと、状況はどうなりますか?
排水(出ていく水)側の初期トラブル
水位は一度上がるが、時間をかけて下がる。「ゴボッ」「コポコポ」と音がする。
この段階では、今すぐ被害が拡大する状態ではないことが多いです。
⚠️ やってはいけないこと
- 流れるからといって、何度も続けて水を流す
- 「一気に流せば抜ける」と判断する
- 強い薬剤を何度も繰り返し使う
排水管内で詰まりが進行している状態
流した直後に水位が急に上がる・あふれそうになって慌てて止めた場合、
これ以上流すと被害が拡大する可能性が高いです。
⚠️ やってはいけないこと
- 「もう一回だけ」と流す
- ラバーカップを強く何度も使う
- 市販薬剤を複数種類併用する
→ これ以上、水を流さない
排水管がかなり詰まっている可能性
水がほとんど引かない・流した瞬間に逆流する・別の排水口から水が出てくる場合、
この状態で無理に触ると、被害が一気に広がるリスクがあります。
まずは「どこを流したら、どこから水が出たか」「一箇所か、複数か」だけを整理してください。
▼ 判断分岐事例(ケース②|水の流れが悪い)
状況:キッチンのシンクで水の流れが以前より遅い。一気に流すと水位が一時的に上がる。
確認したこと:
- 水を使わないときは、水位は変わらない
- 流した直後にだけ、水位や音に変化が出る
→ 何もしていないのに水が増える状態ではない
→ 今すぐ止水や緊急対応が必要な状態ではないと整理できた
臭いが「焦げ/プラスチック/電気」っぽい感じはしますか?
連絡先を間違えないでください
焦げ・プラスチック・電気っぽい臭いは、水道ではなく電気設備の問題の可能性があります。
水道業者に連絡しても解決が遅れます。
臭いが一番強い場所はどこですか?
排水(出ていく水)側が関係している可能性が高い
排水口の近くで臭いが強い・水を流したあとに臭いが強くなる場合、
排水系統の不具合が考えられます。
追加確認:水が「増えている」/あふれそう?
YES → 急ぐ必要あり。ケース②を確認
NO → 今すぐ被害が拡大する状況ではありません
臭いはするが、水が増えていない・床に広がる水はない場合、
慌てて分解や強い処置を行う必要はありません。
⚠️ 条件付きでOK/NGの境界
- 排水トラップは、構造に自信がない場合は外さない
- 強い薬剤は、完全に詰まり切っていない場合に限り使用可
- 給湯温度を45度以上にし、バケツ1杯分を溜めて流す → 改善するケースあり
排水側、または軽度の漏水が関係している可能性
シンク下・洗面台下の収納を開けて、湿っていないか確認してください。
木材が水を吸って膨らんだり変色していないか、蛇口を閉めているのに水の気配がないか。
追加確認:収納内が「湿っている/膨れている/黒ずみ」がある?
YES → ケース①を確認(漏れの可能性)
NO → LINE相談で写真確認がおすすめ
このタイプの臭いは、「今すぐ危険」ではないが、「見過ごすと傷が残る」ケースが多いです。
自分で直そうと踏み込むより、被害が小さい段階で止める判断が安全。
給水(出る水)側が関係している可能性が高い
朝一番や、しばらく使っていなかった後に強く臭う場合、
配管内に滞留していた水に鉄・銅成分が溶け出していた可能性が高いです。
追加確認①:2〜3分流すと改善する?
YES → 今すぐ危険な状態ではありません(滞留水の排出で改善)
NO → 次の確認へ進んでください
追加確認②:家の複数の蛇口で同じ臭い?
YES(複数で同じ) → 給水管・給湯管全体の可能性
NO(特定の蛇口だけ) → 蛇口フィルター・器具側の可能性(LINE相談推奨)
追加確認③:赤茶色い水が出る?
YES → 給水管・給湯管の劣化(サビ)が疑われます
築年数が古い住宅では、配管更新(引き直し)を検討する段階かもしれません
NO → 上記の分岐に従って判断を進めてください
金属っぽい臭いは、「水が危険」というより「設備の状態を知らせるサイン」です。
慌てて業者を呼ぶ必要はありませんが、無視し続ける判断も正解ではありません。
▼ 判断分岐事例(ケース③|臭いがする)
状況:キッチン付近で下水のような臭い。床は濡れていない。使った直後に臭いが少し強くなる気がする。
確認したこと:
- 水を使っていない時間は、臭いが強くならない
- 流した直後だけ、臭いが立ち上がる
→ 水は増えていない
→ 給水(出る水)が関係している可能性は低い
→ 今この瞬間に止水や修理を急ぐ必要はない
どんな音ですか?
給水・給湯が漏れている可能性
誰も水を使っていないのに聞こえる・一定の音が止まらない場合、
見えない場所で水が出続けている可能性があります。
元栓や止水栓を閉めると音が止まるか、水道代が急に上がっていないか確認してください。
追加確認:元栓を閉めても音が止まらない?
YES(止まらない) → 自分の部屋以外の可能性。責任範囲を確認
NO(止まった) → 自分の家の給水管内が原因の可能性
排水(出ていく水)側で空気がうまく抜けていない可能性
水を流したあとに聞こえる・排水口の近くで音がする場合、
この段階では緊急性が高いケースは多くありません。
追加確認:以前より流れが悪くなった感覚がある?
YES → ケース②(流れが悪い)も確認してください
NO → 今すぐ対応が必要な状況ではありません
⚠️ やってはいけないこと
- 流れるからといって何度も水を流す
- 排水トラップを分解する
ウォーターハンマー現象の可能性
水やお湯を止めた瞬間だけ鳴る・一瞬で終わる・振動を感じる場合、
水の流れが急に止まったことで管の中に衝撃が出る現象です。
多くの場合、すぐに被害が出ることはありません。
追加確認:水のときとお湯のときで違いがある?
お湯のときだけ音がする → 給湯器まわりの可能性。水か給湯かを確認
どちらでも同じ → 給水管全体の水圧変動が原因の可能性
給湯器の正常動作音の可能性が高い
お湯を使った直後に出る・数秒〜数十秒で止まる・給湯器の近くで聞こえる場合、
水道トラブルではないケースがほとんどです。
▼ 判断分岐事例(ケース④|音がする)
状況:キッチンや洗面を使ったあとに「ゴボッ」「コポッ」という音。水は流れている。床は濡れていない。
確認したこと:
- 水を使っていないときは、音がしない
- 流した直後にだけ、音が出る
→ 給水(出る水)が出続けている音ではない
→ 排水の中で空気が動いている可能性が高い
→ 今すぐ被害が拡大する状態ではない
誰も水を使っていないとき、水道メーターは動いていますか?
全ての蛇口を閉めて、トイレ・洗濯機・給湯器も使っていない状態で確認してください。
どこかで水が出続けている可能性があります
見えない場所で水が出続けているケースもあります。
元栓を閉めたら止まるか確認してください。
追加確認:マンション・アパートにお住まいですか?
YES → 共用部や一次側の可能性もあります。責任範囲を確認
NO(戸建て) → 元栓を閉めて反応を見てください
追加確認:お湯を使う量が増えた実感はある?
YES → 給湯側の使用増加の可能性。水か給湯かを確認
NO → 給水側の漏水を疑って確認を進めてください
⚠️ やってはいけないこと
- 原因不明のまま配管を触る
- 「様子見」で何ヶ月も放置する
常時漏水している可能性は低い状態
一時的な使用増加・請求期間のズレなどの可能性も考えられます。
お湯を使う量が増えていないか、トイレ・屋外蛇口の使用頻度も確認してみてください。
▼ 判断分岐事例(ケース⑤|水道代が急に上がった)
状況:使い方は変えていないのに、先月の水道代が急に上がった。床は濡れていない。音も特にしない。
確認したこと:
- 全ての蛇口を閉めて、水道メーターを確認した
- パイロット(銀色のコマ)がゆっくり回っていた
- 目に見える漏水はなかった
→ 誰も使っていないのにメーターが動いている
→ 見えない場所で水が出続けている可能性がある
→ 元栓を閉めて反応を見る判断ができた
今、起きているのはどれに一番近いですか?
給水(出る水)側が関係している可能性
レバーやボタンに触っていなくても音が続く・夜中や外出中でも音がする場合、
タンク内部や温水洗浄便座で水が止まりきっていない状態の可能性があります。
トイレ横の止水栓を閉めて、音が止まるか確認してください。
止まる場合 → トイレ設備内部が原因の可能性が高い
⚠️ やってはいけないこと
- タンク内部の部品を分解する
- ボールタップやフロートを無理に調整する
多くの場合、正常動作です
使用後にタンクへ水が溜まる音で、一定時間で自然に止まる場合は問題ありません。
以前より長くなっている・頻繁に起きる場合は、タンク内部品の劣化の可能性も。
給水側または排水側の漏れが疑われます
床が濡れている・便器の根元が黒ずんでいる・壁際が湿っている場合、
漏水の可能性があります。
トイレ特有の確認ポイント
便器の根元・床との境目が濡れている
→ 排水側(設置不良・パッキン劣化)の可能性
給水管・止水栓まわりが濡れている
→ 給水側(接続部・パッキン)の可能性
タンク下・便座との接続部が濡れている
→ タンク内部品・便座給水の可能性
濡れている場所によって、判断が変わります。
「どこが濡れているか」を確認してから、次に進んでください。
トイレ横の止水栓を閉めても、状況は変わりませんか?
トイレ設備内部(タンク・便座)が原因の可能性が高い
家全体の配管トラブルではありません。
応急的に止水栓を閉めて使用を止める判断は有効です。
トイレ以外、または一次側(建物側)の可能性
止水栓を閉めても変わらない場合、トイレ以外の系統や、
マンションでは共用部・上階が関係している可能性があります。
▼ 判断分岐事例(ケース⑥|トイレまわり)
状況:トイレを使ったあと、いつもと違う感じがする。水は流れるが、スッキリしない。
確認したこと:
- 使った直後だけ違和感がある
- 時間が経つと、目立った変化はない
- 床に水が広がり続ける様子はない
→ 水は「出続けて」いない
→ 被害が広がる状況ではない
→ 「様子を見ながら判断していい状態」だと整理できた
どのケースにも当てはまらない、
または「よく分からない」と感じている場合、
無理に当てはめなくて大丈夫です。
「分からない」と感じていること自体が、
いまの正確な状態です。
ここで立ち止まることは、判断を間違えないための正しい選択です。
【全ケース共通】止めたら止まるか?で判断する
この判断軸は、主に給水(出る水)側の切り分けに使います。
どのケースでも迷ったら、ここに戻ってきてください。
どこを止めたら、状況が変わりましたか?
蛇口まわり・ホース類が原因の可能性
蛇口を閉めて止まる場合、以下が考えられます:
・蛇口内部の部品(パッキン・カートリッジ)
・シャワーホース・シャワーヘッド
・洗濯機の給水ホース
・スパウト(吐水口)の接続部
→ 建物全体の配管トラブルである可能性は低いです
その設備(洗面台・トイレ等)が原因の可能性
止水栓を閉めて止まる場合、その設備の給水系統に問題があります。
・洗面台下で止まった → 蛇口・混合水栓まわり
・トイレ横で止まった → タンク内部・温水洗浄便座
→ 給水(出る水)側で、範囲がかなり絞れています
家の中の給水管・給湯管が関係している可能性
元栓を閉めてようやく止まる場合、以下が考えられます:
・壁沿いの露出配管
・床下・壁内の配管
・敷地内・地中に埋まっている配管
→ 見えない場所で水が出続けていた可能性があり、様子見はおすすめできません
2つの可能性があります
「止めても変わらない」場合、次の質問で切り分けます。
追加Q:「使ったとき」だけ状況が変わりますか?
NO(使っていなくても変わらない)
→ 一次側・建物側が原因の可能性
→ 自分の元栓では止まらない水がある
→ 一次側・二次側の違いを確認
※ マンション・アパートでは、一次側(建物側)の可能性を優先して確認してください
注意点とNG行動について
注意点:条件付きでOK。自信がなければ止める
NG行動:被害が広がる/事故につながる行動
迷ったら「やらない」を選ぶほうが、結果的に被害は小さくなります。
判断のための観察ポイント
「原因を特定する」ためではなく、
判断を間違えないために、何を見ればいいかを整理します。
観察①|触っていいか・触らないか
その場所に手を出していいかどうか。
目に見えている部品か/壁の中、床の下、見えない配管か
この違いだけを意識してください。
目に見えない場所や、構造が分からない部分は、触らない前提で判断するのが正解です。
観察②|急ぐべきか・様子を見るか
何もしていなくても、水が増えていく → 急いで判断を進める
しばらく様子を見ても、大きく変わらない → 落ち着いて整理する余地がある
ここでは「安心」「問題ない」とは言いません。急ぐ必要があるかどうかだけを見ます。
観察③|自分の責任範囲か
戸建てか/マンション・アパートか
この違いによって、考え方が変わります。
自分の止水で止まる可能性が高いのか、他の部屋や共用部分が関係しそうか、
責任の範囲を切り分けるための視点です。
ここまでで分かること
・触るべきか、触らないべきか
・今すぐ進めるべきか、整理する余地があるか
・自分の範囲か、建物全体の話か
原因が分からなくても問題ありません。
判断を間違えない状態になっていれば十分です。
次に進む判断ページを選んでください
原因を決めつける必要はありません。
今のあなたの迷いに、一番近いものを選んでください。
🔹 水(給水)か、お湯(給湯)か分からない
冷たい水の問題か、お湯側(給湯器)が関係しているか判断がつかない
🔹 自分の責任か、建物・管理側の話か分からない
マンション・アパートで起きている/上下階や共用部分が関係しそう
🔹 どこに連絡すべきか分からない
水道屋でいいのか、電気・ガスの可能性があるのか
それでも迷う場合
文章を読んでも判断がつかない・今の状況を言葉にするのが難しい場合は、
写真で整理する方法もあります。
→ LINEで写真を送って判断を進める
よくある勘違い(間違えやすいポイント)
水道トラブルで、多くの人が間違えやすいポイントです。
判断の前に、一度確認してください。
❌
床が濡れている=給水トラブル
→ 排水(出ていく水)側の可能性もある
❌
音がする=壊れている
→ 正常動作音・空気の移動音の可能性もある
❌
臭いがする=水漏れ
→ 排水の通気不良・トラップの水切れの可能性もある
❌
元栓を閉めれば安心
→ マンションでは止まらないことがある(一次側・上階の可能性)
❌
水道代が上がった=漏水
→ 使用量増加・請求期間のズレの可能性もある
「〇〇だから△△」と決めつけず、
見えている事実だけで判断するのが安全です。
ここまで来たあなたへ
ここまで読んだあなたは、
もう「何が起きているか分からない状態」ではありません。
- 起きている現象を言葉で説明できる
- 給水か排水か、方向性を切り分けられている
- 急ぐべきか、様子を見ていいかの判断軸を持っている
これは、水道トラブルの場面では
かなり安全な位置です。
正直にお伝えしておきたいこと
このページは、実際に現場を見たうえでの「確定判断」ではありません。
複数の原因が重なっている場合、見えない場所で起きている場合、
ここに書いてある内容だけでは断定できないケースもあります。
これは逃げではありません。
あなたに無理な判断をさせないための前提です。
ここから先は「決めなくていい」フェーズです
今すぐ修理を決めなくて構いません。
業者を呼ぶかどうか、今日決める必要もありません。
いま大切なのは、
被害を広げないこと・無理な作業をしないこと・判断を間違えないこと
この3つだけです。
🌙 夜間・休日に見ている方へ
→ 元栓を閉めて、朝まで待つ判断もあり
→ 無理に夜間対応を呼ばなくてOK
→ LINE相談は24時間受付しています
※ 緊急連絡先を間違えると、対応が遅れることがあります
文章で判断がつかない場合は、
写真3枚で整理します
今の状態・水が出ている場所・全体が分かる写真
これだけで「今やるべきこと」を整理します。
このページは、判断のための「基準点」です
このページの役割は、答えを出すことではありません。
あなたが混乱しない・急がされない・判断を間違えない
そのための基準点です。
いまのあなたに、もう揃っていること
・起きている現象を整理できています
・危険な状態かどうかを見分けています
・次に確認すべき判断軸を知っています
あとは、必要なページを、必要な順番で見るだけです。
迷ったら、ここに戻ってきてください。
途中で分からなくなったら、最初から読み直しても大丈夫です。
最後に
水道トラブルは怖いものです。
でも、分からないまま一人で抱える必要はありません。
落ち着いて、順番に、判断していきましょう。